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予算1万円以内!イヤフォンの音を良くする

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約1年前の昨年(2020年)の1月に、フルワイヤレスイヤフォン「Barrett 3E-BEA7」を購入しました。渋谷の東急ハンズで福袋のように販売されていて価格も安く、試しに使ってみようかというところでした。

購入した当初、昨年の1~3月位はまだ電車(JR埼京線)が混雑していたため、通過する「池袋」「新宿」あたりでは、電波が干渉するのか、とにかく途切れて「使い物にならない」状態でした。新宿駅の場合、電車によっては、3番線から1番線に乗り換えるため歩くこともあったのですが、その間ほぼ無音。プツッと音がなる程度でした。

その後、極端に人が減る状況になり、「緊急事態宣言」などで、通勤者が減ると音の途切れはなくなり、Bluetoothのフルワイヤレスイヤフォンの良さがやっと分かるようになりました。

混雑具合については、以前が100とすると現在は、70~80位(もっと少ないのかもしれませんが)でしょうか、相変わらず混雑はしていますが、現在は、以前のような混雑は無く、途切れも無く、快適に利用できています。この「Barrett 3E-BEA7」は、音を増幅するのか、音量も十分で音質も心地よいです。フィット感も良く、落としたりすることもありません。

■気まぐれで、ワイヤー付きのイヤフォンを使用すると

ただ、年末のある日気まぐれで、ワイヤレスではない(つまり普通のケーブルがある)「SHURE 425SE」を使ってみました。こちらは、遮音性が高く、音の情報量の多さを確認することができました。

とくに、遮音性の高さはしばらく「忘れていた」部分でした。周囲がうるさいと細かい音が聞き取りにくくなり、ボリュームが上がってしまうため、耳にも良くありません。

ただ、この「SHURE 425SE」はしばらく、引き出しにしまっていたため、ケーブルに緑色のさびが(透明な被覆なので見える)見られます。また、イヤーチップもへたりがあり、完調とはいえない状態でした。

良いイヤフォンでしたが、5年程度使っているはずで、そろそろ別なものにしても良いかもしれません。そこで、他のイヤフォンを検討しました。

■ノイズキャンセリングイヤフォンを検討

まずは、ワイヤレスの「ノイズキャンセリング」イヤフォンを検討しました。

以前、SONYのWalkmanで、ノイズキャンセリングイヤフォンを数世代使用したことがあります。このノイズキャンセリングの効果は大きく、混雑している駅でも、数名が歩く田舎の駅のように音が消えていきます。

ただ、イヤフォン自体の価格も抑えられており、肝心の「音」はスカスカ※でした。

※初期のノイズキャンセリング機能付きWalkmanは、専用のイヤフォンになっていて、本体とイヤフォンをあわせてのパッケージでしたので、かなりコストダウンを強いられたのだと思います。現在発売されているシリーズは、セットのものもありますが、本体とイヤフォンが別売りで、自分の好みのイヤフォンを使えますが、Walkman本体は実質値上げとなっています。

ちなみに、イヤーチップや本体などで、耳から入る音を防いで遮音するもの(パッシブ)、逆位相の音を出して防ぐもの(アクティブ)とあります。「SHURE」の場合は、パッシブです。

☆パッシブの場合は、耳にぴったり入るので、窮屈感やタッチノイズが気になることがあります。
☆アクティブの場合は、「サーッ」というノイズが気になる場合があります。また、電池の消耗あります。

 

■現在のワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォン

初売りのチラシなどで比較すると、信頼できるメーカーのものは、どれも高価です。

Amazon等で、安い中国製の物も多く見かけますが、すぐ壊れてしまっては困ります。そこで、それなりのメーカーのもので検討しました。

SONYで、24,000円(WF-1000X)程度、パナソニックで16,000円(RZ-S50W-K)ほど。人気商品ですので、各販売店値段が変わるほどでもありません。

パナソニックは、オーディオブランド「technics」のものもあります。おそらく音はさらに良いのだと思いますが、値段も1万円ほど上がります。

JVC(HA-A50T)のものが最も安価でそれでも10,000円程度です。JVCについては、一世代前であることや以前のJVCのブランドとは違うようです。本体が大きいことで使いにくいという評価があります。

イヤフォンは、耳に直接入れるため、「試聴」はできるようになっていたとしてもしたくない状況です。また、店頭での試聴は短時間で環境も異なるため、正確に判断できないこともありますし、短時間だと良くても長く聞くと疲れるという場合もあるため。「試聴」にはあまり期待できません。どう判断するか。メーカーと値段、一般の評価などで判断するしかありません。

■落下にも注意

フルワイヤレスイヤフォンを私は落としたことはありませんが、駅ではかなり「注意喚起」されています。何かの拍子に引っかけて落とすという事はあり得ます。

また、イヤフォンの寿命や内臓の充電池の寿命などを考えると、交換が必要になるはずです。「快適」より、「高価」が勝っているようです。

■フルワイヤレス・ノイズキャンセリングイヤフォンを諦めた

まだ、フルワイヤレス・ノイズキャンセリングイヤフォンの導入は早いと、あきらめ、手持ちの「SHURE 425SE」を利用することにしました。一度、リケーブルしましたが、本体以外は結構劣化しています。また、一部線が露出してきました。

■ということで、久々のリケーブルです。

「SHURE 425SE」は、「MMCX」の規格であれば、様々な種類のケーブルを利用できます。

今回はAmazonで購入しました。同じページで様々な規格を扱っているので、イヤフォンや本体の端子を間違えないように購入する必要があります。

今回は、16芯というものを購入Tripowin Zonie 16 コアー銀メッキケーブル&SPCHIFIイヤホンアップグレードケーブル(3.5mm-MMCX, グレー)

しました。ケーブルありのイヤフォンなら、太い方が良いのではないかという安易な判断です。16芯はこれまで高価だったようですが、今回購入した物は安価です。

他のもの(ヘッドフォンアンプ、イヤーチップ)も購入したため、2日後に到着。ケーブルやいやチップなど「部品」系統は、電気店だと購入しづらく、在庫は都内の大型店にあるかないかという所です。通販は検索から購入、配送までとても楽です。

届いたものを開けてみると、太いケーブルとMMCX端子、3.5mm端子の付いたもの。また、絡み防止のための留具が付いています。

太いのですが、非常に柔らかく、丁寧に編み込まれています。被膜は編み込みの一つ筒に薄くされています。触感は、とても冷たいケーブルです。

早速取り付けようとしました。そこで困ったのがどちらが右か。箱には、ケーブルのみで説明書がありません。「SHURE 425SE」の構造だと、右耳には右側、左耳には左側しか入りません。ただ、MMCX端子自体はどちらにも入るため、左右を間違えると、左右逆に聞こえてしまうことになります。

ネットで調べるとすぐに出てきました。正解は、「右が赤」だそうです。これは「決まり」のようなだそうです。RとかLとか書いてあれば良いのですが、とりあえずこの問題は解決しました。

今回、「ヘッドフォンアンプ」と「イヤーチップ」も購入しました。ただ、これらを全て付けて試すと、音が変わったときに、何によって変わったのかが分からなくなるため、とりあえずケーブルだけを変えて聞いてみました。機器は、Xperia8です。

「SHURE 425SE」自体、もともと効率が良いイヤフォンではありません。(ボリュームを上げないと聞こえにくい、またはアンプのパワーが必要)それでも、70%~80%程の音量でかなり大きく聞こえ、それ以上だとうるさく感じます。ちなみに、「SHURE425SE」は、ハイレゾ対応ではありません。ただ、ハイレゾ音源の中間部のきめ細かさを感じるなら、十分なイヤフォンです。

これはクラシック音楽の場合で、ロックやポップスなどだともう少し低くても十分聞こえます。これなら、ヘッドフォンアンプは配線が複雑になるだけだから要らなかったかな。とも思いました。

音についてですが、以前の細身の編み込みケーブルと大きく変わるわけではありませんが、気持ちとして情報量が増えた気がします。静かなところで聞いていると、音楽以外の会場の雰囲気も若干感じられるようです。テストとして、接触が悪くなったので使っていなかった、純正のケーブルも差し替えて使ってみました。純正の物も製品としては十分良いもので、とても良い音はします。

今回購入した、2千円ほどのケーブルで、値段の差で行けば3分の1ほどの音楽の情報量になってもおかしくないのですが、ケーブルが新しい分なのか、音自体はだいぶ良くなりました。

このケーブルの良いところは、端子も含めて安っぽくはないという所です。端子自体は、もともと大して高い値段ではありませんが、少しでも良い物を使われているとうれしいものです。

このケーブルは柔らかさも特徴です。。3.5mm端子の付近が「くにゃり」と折れるので、この部分の断線が心配なところです。

もともと「SHURE 425SE」が解像度の高い、低音・高音の強調の少ないモニター的なイヤフォンなので、ケーブルに影響される部分は少ないのかもしれません。また、このイヤフォンは、値段は高いのですが、とても丈夫です。5年ほど使っていますが、本体はしっかりしています。

■その他

情報が行ったり来たりになりますが、ケーブルを最初は、店頭で見てから購入しようと思い、渋谷のe-イヤフォンに行ったところ、すでに閉店して無くなっていました。ツタヤのイヤフォンコーナーは別な階にひっそりありましたが、これは残念でした。店が狭くて密になるから仕方が無いのかもしれませんが。

純正のいやチップ、ヘッドフォンアンプについては、もう少し使ってみてレポートしたいと思います。

 

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