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第168話 儚(はかな)いMDの隆盛

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ソニーは時々すごいものを発売します。
MD(ミニディスク)もその一つです。

ただあれほど普及したのに、今はほとんど見ることはありません。
カセットテープのように、アナログレコードのように再ブームがくるでしょうか。

当時は、家庭でCDを作るのは困難でした。カセットテープでは好きな曲に送るのに手間がかかります。
また、中に何が入っているのか、インデックスをきちんと書いておかないといけません。

MDはCD並みの頭出し、早送りができ、先読み機能で振動にも強く、簡単な曲表示もできました。
容量がCDの5分の1に削られるといっても聞き分けるのは至難だったと思います。

本体価格が下がると普及が進み、ウォークマンタイプやカーオーディオ、ミニコンポ、ラジカセ。あらゆるものに搭載されました。
しかし、メディアとしての全盛は非常に短かったと思います。今も細々と作られてはいますが主流ではありません。
家庭でCDを作ることが容易になり、圧縮音源ではMP3が主流になり、配信が始まるとメリットは少なくなりました。
ケースがついているので丈夫ではありますが、メディアの価格も大量のCDにはかないません。

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