第64話　都内でクラシック音楽のCD、レコードが購入できる店舗　6選

■配信が本格化する時代に

クラシック音楽も「ｅ－ｏｎｋｙｏ」などで高音質の音源が、配信で購入できるようになりました。
配信限定というものは少ないものの、ＣＤの通販も含め、実店舗で購入することは少なくなってきています。
しかし、CDやレコードのほうがものをお店で買ったときは、充実感がありますし、ものを買えばコレクションする楽しみもあります。

実店舗と言ってもクラシック専門となると、以前は秋葉原の「石丸電気」や旧「HMV池袋」なども結構品揃えが良かったのですが、今はもう無くなってしまいました。

嘆いてはいるものの、東京はクラシック音源をお店で手に入れやすい環境だと思います。簡単によく知られている店舗をご紹介します。
なお、今回紹介するのは、マニアックではない有名なところ6選になります。深い人はおそらくお得意のお店を持っていますので。

１、タワーレコード渋谷店

私の勤め先の近くにあることもあり、一番利用しています。
新譜の場合はここになければ、もう見つからないのではというくらいの品揃えです。
クラシックの中でもジャンル別（古楽、交響曲等）に、コーナーが分かれています。同じ棚で仕切っているというのではなく、列ごと！まるでスーパーのようです。

分類はしっかりされていますので、見つからないということはありません。試聴CDも多く、聴いてから購入できるのも良いです。
店舗でかかっているものがモニターに映写されて紹介されていますが、良くて思わず衝動買いしてしまうことも。

ポップも豊富で、さまざまな形で、CDが紹介されていますので、参考に買い物ができます。
書籍や楽譜もあり、ほぼここで用が済んでしまうのではないでしょうか。

セール品も豊富で、旧盤、輸入盤さまざまあります。あまり見たことが無いものもありますので、足を運ぶ価値があります。
残念ながら、最近は売り場をジャズと統合されて２分してしまいました。クラシック、ジャズお互いのファンにとってさみしいものです。
ただ、品揃えは相変わらず豊富です。

２、タワーレコード池袋店

池袋パルコの別館にあります。別館は、北側の若干裏通りにあるので、目的のある人しか行かないのではないのでしょうか。
イシバシ楽器もテナントとして入っています。

クラシックコーナー売り場は狭いのですが、品揃えはよくタワーレコードの中でもわかりやすいと思います。
新宿店も広さはありますが、担当は、池袋店の方が詳しいようです。

３、HMVエソラ池袋

「池袋ルミネ」が「メトロポリタンプラザ」といっていた頃にあった、HMV池袋のクラシックコーナーは、ほぼワンフロアあり、広く品揃えも豊富でしたが、ある日突然なくなってしまいました。

しばらくして、隣の「エソラ」に復活しました。以前のＨＭＶよりは、売り場面積は狭くなっています。エソラは地上から行くと入り口が非常にわかりにくいです。

ここは、ワゴンセールが良く、少し古いBOX盤でかつては高かったものなどが、かなり値引きされて売られています。結構人気のあるものの値引きもあります。

４、ディスクユニオン新宿クラシック館

こちらは、中古のCD、レコードの扱い店になります。
新譜もあります。
中古にしては価格は高めですが、品質や仕入れ時期はラベルを見ればすぐにわかります。よく通う人なら、ラベルで今回見るべきものを判断できるわけです。

こちらの特徴は、やはりレコードです。クラシックのレコードがこんなにあるなんて、夢のような光景が広がります。ＬＰはジャケットの大きさが良いですね。
古いものは早く捌きたいため、仕入れ時期によるセールがあり、結構安く買うことができます。

中古ということもあり試聴もできますが、盤面の品質ランクで判断するようにしています。概ねＢランク位までだと変なものはないようです。

店が無くなったと思っている方は、隣の紀伊國屋に越していますのでご注意を。

５、銀座山野楽器本店

国内盤、輸入版も豊富にあります。
売り場面積も広く、棚も窮屈に結構ぎっしりあります。とにかく数が多く、背ラベルが見やすいように紙がはさんであります。

あまり、大幅な割引という印象はありませんが、銀座に行ったら必ず寄りたいＣＤ店です。

６、ヤマハ銀座店

ヤマハの旗艦店だけあって、個性的なビル、とても大きい店舗です。

CDの取り扱いは、一般的な店舗より少し多い程度です。なんといっても、ここは楽譜の取り扱いがすごいです。さすがヤマハ。楽譜があれば、自分で演奏しても、聴いて確認するのも良し。
ポケット楽譜から本格的なスコアまで、また様々な解説書もあり、音楽を勉強する方にも便利です。