音楽之友社「レコード芸術」を読んでいますと、毎月これほど多くの、テキスト、情報量は多くの人材と熱意があってこそのものと感心してしまいます。
ただ、読み手の高齢化と趣味の多様化、市場の縮小などもあって、厳しい状況にある事は理解できます。
なお、今回のレコード芸術 2019年6月号。今回は特別価格の1,458円です。以前の傾向だと、このまま50円値上がりしそうな気もしますが。
CD購入の際の参考や人や音に関する考え方、聴き所などこれほど詳しい雑誌はありませんので、長く続いてほしいところです。
■特集は「追悼 アンドレ・プレヴィン」
今年2月に89歳で亡くなった、指揮者アンドレ・プレヴィン氏の追悼特集です。
ピアニストとしても活躍されました。晩年にはNHK交響楽団の主席客演指揮者もつとめました。
NHK交響楽団での指揮は、放送もされましたが、高齢でイメージが変わっていて驚きました。それでも、演奏は年を取らずしっかりしていた印象があります。
■注目のCDは
今月は、あまりCDが発売されなかったのか、注目盤が少ないように思います。季節的なものかもしれません。
実際CD店に行くと、輸入盤などは多く出ていましたので、穴場の月かもしれません。
■平成の名盤
名盤については、何度も特集されていて食傷気味です。この30年間に発売されたものということで、比較的新しいものと言うことになりますが、元気の無い時代に発売されたものが永遠に残るかどうかは、令和の時代が先に進まないと評価できないかもしれません。