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第113話 レコード芸術2018年1月号

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今年もよろしくお願いします。
年明け最初のブログになります。

ほぼ5年ぶりに購入した、音楽の友社「レコード芸術」2018年1月号の話です。

数年購入し続けていた、「レコード芸術」を購入しなくなったのは、価格が高いこと(しかし、内容は濃い)、毎年同じような内容を繰り返していること、などで読み飽きたことなどがありました。

その間も、図書館で借りたり大体は読んでいましたが、ベスト300などと言っても大抵同じようなものになりますし、まあ要らないだろうと思っていました。
ただ、1月号に関して言えば、レコード・アカデミー賞やイヤーブックなどもついて1750円と、一般的には高く感じますが、これだけの文書量を考えると安いのかなとも思います。そんなわけで、久しぶりに購入しました。

一部では売り切れ続出とも言われていますが、本屋にないだけでCD店ではまだかなり在庫があります。アマゾンではすぐ定価以上になっているようで、売る方の抜け目のなさには感心するばかりです。

執筆の方がすこしずつ変わってきているためか、新しい演奏家、演奏が多く取り上げられていたように思います。
今回は、細かいところまで、穴が空くように読んでみました。CDの売上に影響しますから、CD等の音楽の魅力を言葉で伝える難しさがわかります。
新譜の国内版は少ないですが、輸入盤と合わせると聴いてみたいものがいくつも出てきました。

おそらく、読者も高齢化している中、発行部数も少なくなって苦しいところもあるかと思いますが、さまざまなジャンルを楽しく読まさせて頂きました。
ネットの対策は後手になっているようですが、この雑誌のずっしり感も悪くはないかなと。

自分自身の聴き方が、クラシック音楽の聴き始めに比べるとかなり寛容になってきたように思います。

かつては、好悪激しく、言い切る評論家が多かったこともあり影響を受けましたが、自分で判断することができるようになってくると、聴ける音楽も増えます。

今回大賞を獲得した、クルレンツィス指揮のチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」も、かつてなら伸縮に戸惑ってしまったかもしれませんが、新たな面を見せられるようで新鮮でした。こういったCDを紹介してくれることで、購入するきっかけが作れるのですから、この雑誌の存在価値はまだあるのかなと思いました。

 

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