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第75話 ステップワゴンスパーダ改良

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9月末から、ステップワゴン・スパーダが改良され、ハイブリッドも加わって販売されています。
人気だったステップワゴンの販売がイマイチでのテコ入れです。なぜ売れないか。
①1.5Lターボに対する理解が得られなかったこと
②おとなしいスタイリング
③左右非対称のワクワクゲートへの理解が得られなかったこと
などが、もっともらしく挙げられていました。
マイナーチェンジ前のスパーダに試乗しましたが、それらが売れらない理由になるかはともかく、ちょっと高いかなとは思いました。
①1.5Lターボについて
ターボエンジンはトルクがあります。現在のターボは後からドッカンと来るわけではなく、低速域(アクセルをゆるく踏んだとき)から機能しま

すし、燃費にも貢献しています。ヨーロッパの車が軒並みターボ化のは、運転のしやすさと燃費の向上を目的としていますが、日本では、以前の(1

980年代の)カッ飛びターボや暴走などのイメージが残っているのかもしれません。
②おとなしいスタイリング
乗ってしまえば、エクステリアデザインは気にならないものです。ミニバンが威張りが聞かないとかっこ悪いと思っている方も多いようですが、ト

ヨタのミニバンのようにグリルをギラギラさせているのは、はっきり言って無駄です。シャッターのようと言っていた方もいますが、グリルの意味を

再度考えたほうが良いのではないでしょうか。そういう点では、ステップワゴンは合理的なデザインだと思いました。しかし、今度のマイナーチェン

ジでは、はやりに合わせてきたように思います。ただ、遠目で見ると、N-BOXと同じように見えてしまいます。
モデューロXなど結構良い感じと思いましたが、これも360万円超と高価でした。
③ワクワクゲートについては、理解されるまで時間がかかる装備だと思います。真ん中にピラーが有り見づらいと言うのは言い訳で、そこまで気に

するほどではないですし、ルノー・カングーのように観音開きのリアドアなら仕方ないところで、デザインとしても受け入れられています。気になっ

たのは、ドアの開け閉めがはっきりしないところです。上に開けると重いという欠点はありますが、横に開けて閉めたときに、どうしても他のドアと違いますから、ビシっと閉まらない感じがします。
今回のマイナーチェンジでは、ハイブリッドも加わりましたが、ハイブリッドは本当に必要か考えて、ターボ車を選んだほうが、ホンダの場合は良い買い物ができると思います。おそらく、ホンダ販売店もお店に来てもらう、試乗してもらう前に弾かれないように、ハイブリッドを投入しているのでしょう。
現在のはやりが、SUVになってきていますから、大幅な売上回復は難しいかもしれませんが、ミニバンの先駆者としてのステップワゴンの役割はまだ終わっていません。

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