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第118話 アメ車の悪いところを集めたクルマ

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■トヨタ・キャバリエ

貿易摩擦の緩和をはかるべく、トヨタが販売したのが、シボレーのキャバリエです。
1996年~2000年。1度マイナーチェンジを受けていますが、マイナーチェンジ後のほうが平凡な見た目になっています。

2.4リットル、2ドアクーペで派手な外観、カラーが売りですが中身は平凡です。トヨタの看板でメンテナンスはできますが、アメリカのクルマのできの悪さを実感できるクルマです。

■実家で所有していましたが

不人気車ではありましたが、中古はその分新しく、距離を積んでいなくてもかなり安く買うことができました。
ただ、安かろう悪かろうを地で行くクルマで、2.4という排気量もありますが、燃費が悪く取り回しは悪く、加速も悪くスピードも音だけででません。操作性もボタンの位置や鍵の掛け方などにかなり癖がありました。
トラブルとしては、ダッシュボードがひび割れ、色あせ、パワーウィンドウの不調。パワステの異音。日本車では信じられないところが壊れます。

走るには問題なくてもこれでは、信頼は築けないのではないのでしょうか。

中古車としては人と違ったクルマに安く乗れるということもあって、かなりの数が出ていたようですが、現在では非常に希少車になっています。

■アメリカ車は今後

フォードが撤退し、アメリカ車は希少になりました。ジープが精力的に新車を出していますが、シボレーやキャデラックなどちょっと特別なクルマしか売っていなくなりました。
キャデラック・ATSあたりは良い車に思えますが。
いずれフォードが復活すれば少し選べる幅が増えるかもしれません。

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