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第117話 21世紀のヴァイオリン協奏曲集 ルノー・カピュソン

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ジャンルとしては、「現代音楽」ともなりますが、リーム、デュサパン、マントヴァーニという3人の現役作曲家の「ヴァイオリン協奏曲集」です。
すべて、ヴァイオリニストのルノー・カピュソンのための書き下ろしです。

■現代音楽のたのしみ

「現代音楽」というくくりで見てしまうと、調性がわからない、音が汚い、暗い、わけがわからないというものが多いように思います。おそらく、そういう作品のほうが少ないと思いますが、何か変わったことをしないと目立たないということもあるでしょう。
クラシック音楽自体、作曲された当時は、「現代音楽」だったはずです。今では慣れて古く感じる曲も、つくられた当時は、センセーションを巻き起こしたものも多くあります。

今回紹介する21世紀のヴァイオリン協奏曲集は、協奏曲としてヴァイオリンの技巧を楽しめ、更にフランスの現代音楽のありよう、ちゃんとした音楽を楽しむことができます。

■CDの内容

リーム作曲
1.≪画家の詩≫ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲

デュサパン作曲
2.≪アウフガング(上昇)≫ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲 第1楽章
3.≪アウフガング(上昇)≫ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲 第2楽章
4.≪アウフガング(上昇)≫ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲 第3楽章

マントヴァーニ作曲
5.≪水の戯れ≫ヴァイオリンと管弦楽のための

■それぞれ

単一楽章の協奏曲が2つと3楽章の協奏曲が1つという構成で、曲としては3曲ということになりますが、なんとなく、3曲とも雰囲気が似ています。おそらく、ルノー・カピュソンの技巧に合わせて作曲するとこういう音楽になるのかもしれません。

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