ショスタコーヴィチ 交響曲第13番「バビ・ヤール」(1963年作曲)
「バビ・ヤール」は、ウクライナのキーウ地方にある峡谷で、ユダヤ人、ロシア人等10万人の虐殺がされた場所です。
峡谷は、その後埋められました。政治的な内容の交響曲です。
第1楽章「バビ・ヤール」
第2楽章「ユーモア」
第3楽章「商店で」
第4楽章「恐怖」
第5楽章「出世」
交響曲とは言っても、5楽章構成で合唱や独唱があり、型からは外れています。
ショスタコーヴィチの場合、交響曲第14番「死者の歌」も「歌」です。
「バビ・ヤール」の音源は、あまり手元に無かったこともあって、あまり聴く機会がありませんでした。
指揮者エフゲニー・ムラヴィンスキーも演奏機会が無かったため、良く聴く音源に入っていなかったという事もあります。
あらためて、次の2種を聴いてみました。
手元にあったのが
①ユーリ・テミルカーノフ指揮のもの
②ディミトリ・キタエンコ指揮のもの
キタエンコ指揮のものは、録音も新しく音も鮮明で見本のような演奏ですが、テミルカーノフ指揮の方が、録音や音は今ひとつですが、迫力、爆発力があります。