モーツァルト/レクイエム カール・ベーム指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
UCCG-51096(タワーレコードページ)
1971年に録音されたこの盤は、現在でも古さを感じさせません。
特別な事はなく、きっちりした演奏と、楽器の厚み、合唱など安心して聞くことができます。
モーツァルトのレクイエムは、様々なものがあり、モーツァルトが未完の部分をあらためて創作した物や古楽器のものなど個性的な演奏もあります。
よく知られている、楽曲だからできることなのかもしれません。
時々基本に返るならこの演奏家もしれません。録音が良いのか、演奏の妙なのか、音がとてもきれいで細やかに聞こえます。
来日当時など、カール・ベームはすごい人気があったといいます。練習での口の悪さなどで楽団員には評判が悪かったようです。
演奏の厳しさが、このような厚みのある構造に向いているのかもしれません。