■急速に広がったテレビ会議
テレビ会議やらなんやらで、外付けのWEBカメラの売れ行きが良く、手に入りにくくなっています。
業務用のパソコンの場合、Microsoft Officeや専用のシステムを利用することが目的となるため、テレビ会議等に必要な、カメラ、マイク、スピーカーなどが標準で付いていない場合もあります。別売りの物をそろえないといけませんが、急に状況が変わってしまったので、難しい状況です。
マイクやスピーカー(イヤフォン)はなんとかなるとしても、カメラは手軽ではないかもしれません。すべて、スマートフォンやタブレットで完結してしまう場合は、問題ないのですが、Wifiやパケットの状況などを気にする必要もあります。
カメラについては、高解像度のものを別に急いで導入することもないという場合、手っ取り早いのは、スマートフォンのカメラをWEBカメラとして使う方法だと思います。
そこで、パソコンでスマートフォンのカメラを使うための「EpocCam」というアプリがあり、スマホとWindowsにインストールすると簡単に使えるというものがあるのです。
そういうアイデアはあるだろうとパソコンで検索していくつか使ってみましたが「EpocCam」が安定していました。
ただ、ここで注意点。
試しに利用するために、いくつかのページで確認したところ、カメラとして使うスマートフォンとパソコンの両方にアプリが入っていれば、「USB接続(こちらの方が安定)で簡単に使える」とあるのですが、最初使えませんでした。USBの印に×がついて動きません。
iPhoneを使って試しましたが、簡単という割には真っ暗の画面が出るばかり。他のパソコンで試したところ、一つは簡単に動き、もう一つは動きませんでした。
■動くパソコンと動かないパソコン違うのか
どれも同じWindows10で、動く物と動かない物がある。何が違うのか悩みました。
動いたパソコンと動かなかったパソコンの違い。それは、iTunesの有無でした。
iTunesは入っていることが常識なのか、特に家庭用では、インストールされていることが多く気づきにくいのかもしれません。iPhoneをカメラにする場合、実は、「iTunes」がインストールされていることが必要なのです。
なお、「EpocCam」。無料版だと解像度は限られますが、十分映像は映ります。細かい資料を読み取るのは難しいかもしれません。表情を伺う程度であれば問題ありません。USB接続の方が、通信量の心配はなく安定感がありますので、利用する場合はこちらで。