今年は、これまであまり聴いてこなかった指揮者、演奏家を聴いて広げていこうかなと思っています。
今回取り上げるのは、指揮者のスタニスラフ・スクロバチェフスキ。
《本名スタニスワフ・パヴェウ・ステファン・ヤン・セバスティアン・スクロヴァチェフスキ(ポーランド語: Stanisław Paweł Stefan Jan Sebastian Skrowaczewski》
1923年10月3日 – 2017年2月21日(93歳没)
名前が長く、Sが多いことから「ミスターS」と呼ばれます。
晩年まで、元気に指揮をされていたので、亡くなってから2年も経つことが早いように感じます。
指揮者の場合、老成することで、精神性や静謐性がまして大成するということもあるようですが、スクロヴァチェフスキはそういうことも無く、確実で正確に仕事をするタイプだったようです。
レパートリーも広いのですが、よく取り上げられるのは、ブルックナーの交響曲。
ギュンター・ヴァント亡き後のブルックナーの大家の様に、CDの帯にありました。ブルックナーは演奏しきるだけでも結構腕がいるようで、中途半端な指揮者だと最後まで聴かせ切る事ができません。
そういう点では、すごい指揮者なのですが、印象度はやや薄いようです。
ただ近年の演奏と録音設備が整っていることから、音の状態はとても良く、多くの楽器が使われるにしてはわかりやすくCDはおすすめできます。
◇おすすめCD
埼玉県川口市中央図書館にバラで入っていますので、お試しに聴いてみるのも良いかもしれません。
交響曲全集 スクロヴァチェフスキ&ザールブリュッケン放送交響楽団(12CD) ブルックナー (1824-1896)OC207Oehms ブルックナー:交響曲全集(CD12枚組) |