■マイナーチェンジで復活
2017年1月に月間販売数トップになり話題となった、日産「ノート」。
プリウスとトップを争い、7月にも12,431台(前年比128%)でトップに立ちました。
マイナーチェンジで加わった「e-power」が売行きを牽引しています。ハイブリッドによる低燃費だけではなく、ワンペダルドライビングに近い操作
ができるというのも魅力です。
マイナーチェンジでここまで車に対する印象が変わる例はこれまでなかったと思います。
街で見かけることも多くなりました。
■ダウンサイジング
日産といえば「セレナ」がフルモデルチェンジ、プロパイロットが導入され話題となりましたが、驚くような売行きにはなっていません。
人気がSUVやダウンサイジング指向になっていることもありますが、ちょうどタイミングよく発売されたというのもあるのでしょう。
■プリウスとの勝負
「あの」プリウスと勝負していることを考えると、それはすごいことですが、プリウス、賛否両論ありますがやはり値段がちょっと高いことがあると
思います。オプションをつけると350万程度までいってしまうことを考えると、窮屈な車内で我慢せず、SUVの方が良いかもという具合に、他が(例え
ばハリアー等)が選択されてしまいそうです。
プリウスとノートは車格が違いますので、求めらるものが違いますが。
■ノートと他の比較
乗ってみるとわかりますが、内装はコンパクトカーです。
しかも最新の感じではなく、プラスチック感が大きいです。なんとなくテカリもあります。ドアの開閉もコンパクトカーです。
ただ、車格でみるとマイナーチェンジ前のヴィッツもあまりよくありませんでした。現行型はだいぶ良くなっています。フィットは工夫されていて安っぽくは見えません。
外観は、マイナーチェンジで精悍になりました。Vモーションがはっきりし、日産車であることがすぐにわかります。
横に並んで売っていたら、マーチの面白みのないデザインでは売れないことがわかります。
しかし、あのオレンジ色は数年たつとあせそうな気がします。以前のティーダの金色のものはまだ走っていますが、結構白っぽくなっていますし。
やはり、購入する方は、ハイブリッドでも別な感覚のものを求めているということです。先日カローラのハイブリッドに乗りましたが、プリウスに最初に乗ったときのような驚きはありませんでした。
ノートに関しては、技術的には最新というわけではない、シリーズハイブリッドでワンペダルというのが受けているようです。
■未来を感じさせる車が売れる
トヨタミライ、テスラなどまだまだ高価ですが、新しい技術を投入したものは、行列ができるほど売れます。
今回のノートは、技術的にはうまく取りまとめたものですが、今までと違う運転感覚を付けることができました。日産は、時期リーフの発表も近いということで、しばらくは元気な「日産」が見られそうです。