もともと車のプラモデルを中心に作成していました。1/20のタミヤグランプリコレクション(F1)等。
車のプラモデルは、きっちり作り、つやを出すのが重要です。ミリタリー系のプラモデルも作るようになり、つやを消す、汚す、使用感を出すという車とは違う作り方が新鮮でした。
今回は、タミヤ ティーガーⅠ 初期型を作成してみました。
・1/35 タミヤ ティーガーⅠ 初期型
この2年ほどで旧日本軍の物をいくつか作成してきました。戦車や戦闘機等、迷彩はどのようにするか、エアーブラシの使い方、ウェザリングのしかたなど、溶剤を間違えて色が落ちてしまうなど失敗もありました。
以前、紹介しましたが、97式中戦車、一式砲戦車、零戦21型、隼2型などです。キット自体が安く練習できました。
ところで、ドイツのものを作るときは、本気で作らないとと勝手に思っていました。プラスチックの使用量が多いためか、日本物に比べて若干値段が高いため、ちゃんと作らないともったいないという気持ちです。
そのような中でも、長く作られ量産されているものは手に入れやすく、値段も手頃です。
ドイツ軍で最初に作るのは、何が良いか。一番わかりやすく、デザインも良い、「ティーガーⅠ」を作成することにしました。
1/35 ドイツ重戦車 タイガーI 初期生産型(定価4,400円)
ヨドバシカメラの通販で購入しましたが、やはり重戦車というだけに箱が大きいです。
・小学生の頃1度挑戦した思い出
戦車のプラモデルの作成でいうと、おそらく小学生のころ1度挑戦したことがあります。ティーガーとパンターの違いも分からず、なんとなく大きそうなものということで買った覚えがあります。
「ドラえもんのび太の(宇宙小戦争)リトルスターウォーズ」
でスネ夫の作った戦車が活躍する場面があり、それを見て作りたくなったような覚えがあります。組み立ててそこそこ形になったような記憶です。
ただ、小学生の頃なので、色も塗ったか塗らないか。部品も相当余っていたような気がします。
現行のティーガーⅠは1997年発売との事ですので、前の物なのかとも思います。
・本気で作成開始
さあ、いよいよ作成開始。
初期型でも4種類の作り分けができます。
箱と同じ、ジャーマングレーの初期型をつくることにしました。説明書では、A、B、C、Dと作り方が分かれているので注意しないと、要らない部品を付けてしまいそうでしたので、先に説明書にマークしました。
日本の戦車作成等で色は大体揃っていました。ジャーマングレーのスプレー缶といくつかの指定色を購入しました。
照射灯など細かいパーツは多いのですが、転輪や砲塔などはひとつひとつが大きいため、組みやすいです。
転輪の組立が戸惑うところですが、よく説明書をみるとわかりやすく図示してあります。タミヤのプラモデルは、説明書も明快です。
各合わせ目については、よく削りました。砲塔などは、ちょうど上面に合わせ目がきますので、丸くなるように丁寧に削りました。
・長期の中断を経て完成へ
5月頃から作り始め、夏場に一旦中断しましたが、11月初旬から作業再開。作った途中のままおいてあったもので、多少ほこりもはらって組み立て再開です。
どこまで作ったのか忘れていましたが、また、説明書を①から見直して、思い出しながらの作業となりました。
塗装とおおまかな形はできていたので、その後は早かったのですが、細かい部品を付けていくと、どんどんリアル感が高まります。
子供の時は気づかなかったのですが、細かい部分があってこそのリアリティなのだとあらためて思ったところです。
ハッチの開閉は選べるのですが、今回は締めました。
あまり人間の塗装は得意ではないのですが、今回はまあまあうまくいきました。
97式中戦車と比べてみるとわかりますが、戦場が違うとはいえ、日本戦車では全く歯が立ちそうにありません。人形の大きさで見れば同じ1/35。角張った形の造形が良く、この後のパンターからは傾斜装甲を取り入れてしまうので、ドイツらしい形からは離れてしまいます。