公式の「Media Go」のページをみると
お客様へお知らせ: Media Goのサポートは、終了いたしました。2018年1月以降、Media Goのサポートおよびアップデートの予定はございません。 PC上で音楽の管理およびソニーのオーディオ機器への転送を行う場合は、下記ボタンをクリックいただき、Music Center for PCをご利用ください。 |
SONYの音楽管理ソフト「Media Go」(旧Xアプリ)は、2006年から現在のシリーズになっています。
メモリー型ウォークマンシリーズは、以前のカセットテープやMD(ミニディスク)に比べて扱える曲数が多くなりました。さらに、外部メモリー(microSD)も使えるようになり、利便性が増しています。
その技術は、スマートフォンのXperiaシリーズでも役立ち、Xperiaシリーズは、ウォークマン代わりとして十分な音質や使い勝手を持っています。
技術の追求と改変
SONYの様に常に新しい技術を求める会社は、旧型のものを「切り捨て」てしまうことがあります。ウォークマンでも充電や転送に使う独自規格の「WMポート」から「USB」に切り替わっています。メーカーとしては、良い物があればどんどん切替えていく姿勢です。
YAMAHA、Appleなども同様の傾向があります。切替え時に利用者が離れてしまうこともあるため、規格の変更には相応のブランド力が必要になります。
ところで、「Media Go」をやめたSONY
ソフトの開発会社が変わったとの事ですが、バッサリ切ってしまいました。
Music Center for PCは悪いソフトではないが
新しい「Music Center for PC」は不具合もなく、悪いソフトではありませんが、「Media Go」とは使い勝手が大きく変わっています。
「Music Center for PC」は、当初から「ハイレゾ」を意識した作りになっており、排他再生(WASAPI、ASIO)などの設定も簡単になっています。
問題は、「機器との接続」にあります。
ソニーの新しい機種しか認識しないようです。そんなに古くない、Xperia8は表示されませんでした。そのため、Music Center for PCから直接の曲の転送はできません。
XperiaをUSBケーブルでパソコンにつなぎ、メモリーとして認識し、フォルダに音楽データをコピーすれば良いので、困ると言うほどではありません。
転送自体はそれで問題ありませんが、ソフトを介していないと、どのアルバムが、転送されているかいないかの確認がソフト上できません。
■旧の「Media Go」 はソフトから転送できるが注意も
Media Goの場合、認識されれば、そのまま転送も可能です。機器の認識はされます。
ただそこで注意が必要です。「SONY製の機器でハイレゾに対応しているもの」では無い場合です。
例えば無圧縮のFLAC音源をソフト上で転送すると、わざわざMP3に変換して転送してしまうのです。
以前パイオニアのデジタルオーディオプレーヤに転送しようとしたところ、異常なほど時間が掛かってしまいました。なぜか探ると、変換作業に時間が掛かっていました。
なかなか素直にいかない、SONYのプレイヤーとソフトの関係。
慣れもあるかと思いますが、ソフトの安定感や汎用性は、まだMedia Goの方が良いように思うときもあります。パソコンを介して音楽を聴くのなら現行の「Music Center for PC」の方が使いやすいかもしれません。
Media Go のダウンロード
ハードや使い勝手の都合で、Media Goを使いたい場合はどうするか。もうSONYからの配信はされていません。
アップデートもされないので、すでにインストールされている場合は、セキュリティに気を付けて使うしかありません。
パソコンを買い換えたり、新たにソフトを入れる必要が生じたらどうするか。
例えば、下記のサイトなどからダウンロードはできます。
しかし、こういったサイトからダウンロードする場合、変なページに飛ばされたり、ダウンロードする目的と違う物が紛れていたりとよほど慎重にダウンロードを行う必要があります。
「Media Go ダウンロード」で検索すれば、いくつかの似たようなサイトが出てきますが、怪しいところもたくさんあるので注意してください。