どの曲から聴いたら良いのか。
一曲ずつが長く、もし初めて聴くなら、好きになるかどうかわかりません。
最高の演奏と呼ばれているものを、1枚ずつそろえていくのも良いですが、ブルックナーの全体像をつかむためには、全集もおすすめです。
ただ、交響曲9曲、0番なども入れると、CDで、10枚以上になることもあり、そうなると全集も値段が高くなってきます。
その中でおすすめしたいのが、このCDです。
ブルックナー交響曲全集/ロベルト・パーテルノストロ指揮
【タワーレコードの紹介より】
名指揮者ロベルト・パーテルノストロが、ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したブルックナー:交響曲全集(第0番~第9番)&「テ・デウム」を収録した充実の11枚組。以前、他のレーベルよりCD化されていますが、今回は大幅なプライスダウンによるスーパーバジェットボックスとなっての再登場にて、コレは要チェックです。ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルとは、主にオペラの録音(「カルメン」や「トゥーランドット」)を残してきましたが、ブルックナーといえば、以前、第5番がCDで出ていた位ですので、本ボックス・セットは要注目です。1997~2006年のライヴ録音(デジタル)。 |
「名指揮者」というほど有名とは思えませんが、10年掛けて作成された大全集であることには間違いありません。
ブルックナー:交響曲第0~9番、テ・デウム Bruckner: Symphony No. 0 – 9 + Te DeumCD-1 交響曲第1番[2004年7月10日] CD-2 交響曲第2番[1997年7月26日] CD-3 交響曲第3番(1888 / 1889)[1998年7月18日] CD-4 交響曲第4番(1878 / 1880)[1999年7月17日] CD-5 交響曲第5番(ハース版)[2001年6月23日] CD-6 交響曲第6番[2003年7月5日] CD-7 交響曲第7番[2000年7月15日] CD-8 交響曲第8番(1890)第1、2楽章 CD-9 交響曲第8番第3、4楽章[2002年7月13日] CD-10 交響曲第9番(3楽章)[2005年7月23日] CD-11 テ・デウム[2005年7月23日] 交響曲第0番(1869年)[2006年6月24日]【演奏】 R.パーテルノストロ(指揮)、ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団 Roberto Paternostro Wuerttemberg Philharmonic, Reutlingen B. Cramm, M. Walerowicz, M. Schulz, S. Adam 【録音】 ・テ・デウム バルバラ・クラム(ソプラノ)、モニカ・ワレロヴィツ(メゾソプラノ)、マティアス・シュルツ(テノール)、シュテファン・アダム(バス) 2005年7月23日(テ・デウム)、2006年6月24日(第0番)、ヴァインガルテン大聖堂での録音 |
大聖堂での演奏ということもあり、残響も含めて録音されていますが、邪魔になり混濁するというほどでは無く、曲の切れ目で良い感じに残ります。
順番に聴いていくこともないのですが、どれも似たような曲ですが、緩徐楽章の美しさは、ブルックナーならではです。