古いゲームがおもしろい
家にいる時間が多くなると、PS4も飽きます。
レトロゲームというほどでもないですが、ドリームキャストも発売が1998年ですから、もう20年以上たちます。機動のたびに「ピー」というビジュアルメモリの音がなりますが、しっかり動きます。
■アドバンスド大戦略2001
メガドライブの名作「アドバンスド大戦略」は、タイミングを逃したためちゃんとプレーしたことはありません。
セガサターンの「ワールドアドバンスド大戦略~鋼鉄の戦風~」「ワールドアドバンスド大戦略~作戦ファイル~」「アドバンスドワールドウォー千年帝国の興亡」は結構遊びました。
シリーズとして、その間パソコン版も発売されたりしていましたが、「セガ」の大戦略シリーズは、据え置き機で遊んでいました。
アドバンスド大戦略2001は、ドリームキャストで先に出ていた「アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦~」のマイナーチェンジ版です。パソコン版もいくつか発売されていますが、パソコン用の2001完全版はプレミアがついて相当高いです。また、Windows10で動かすのはかなり工夫がいるようです。
■アドバンスド大戦略2001 ドリームキャスト版
このゲームには大きな欠点があります。
「視認性」が非常に悪い。2001になって少し良くはなったのですが、マップに高い技術を使っているからかとても見づらいです。また、飛行機をリアル表示にすると、ヘックスと機体の間にずれが生じます。影でわかりますが、感覚がつかみづらいです。
当時の技術では、簡単に拡大、縮小もできず、今どの辺を攻略しているか、「HQマップ」でわかりますが、それも見づらいです。
文字や記号、アイコンも含めてわかりにくい。
ただ、これらの欠点以外は、非常にはまり込める要素があり、ちゃんと遊べる、アドバンスド大戦略シリーズの最後の作品といえるかもしれません。(後に「スタンダード大戦略」「PS2版アドバンスド大戦略」などシリーズが出ていますが、ここまでは至っていません)
■兵器の数とバリエーション
細かな違いも含めて、兵器類は登場します。
1号戦車A、B型など映像で、その違いがわかるようにモデリングされています。戦闘シーンはオフにしてしまう方が多いかもしれませんが、私は、手番の時は「見る」設定にしています。テンポは悪く、特に航空機同士の戦闘は、時間がかかります。
細かいため、数値ではわかりにくい性能差もあります。
また、楽しいのが敵兵器の鹵獲です。生産数に余裕がないとできないのですが、占領時に格納されている敵兵器を自分の物にしてしまうことができます。進化するとドイツ軍に組み込まれオリジナルが無くなるので注意です。
愛着のある自兵器、鹵獲した物は、貴重じゃ無ければ、最前線にでてもらうなど、自身のひいきがでてしまいます。
■システム
セガサターンのシリーズに比べると、原点に戻っていて、占領は、歩兵が何ターンかかけて行うことになります。補給は都市などのヘックスで行いますが、補充は、収納が必要になります。
高射砲、野砲等の移動も、トラックに乗せて移動することになるため、移動して利用するにはターン数が必要です。
■工作車
普通は軽視しがちな工作車(工事車両)が、重要ポイントです。補給地、飛行場、各補強等前線に戦力を送り込むためにかかせません。飛行場も規模によっては、爆撃機が出撃できないというものも多く、補強してから使えるようにしないといけません。リアリティを追求しているため、複雑なルールにはなってしまいます。
■時間があるときに
メガドライブ版のアドバンスド大戦略では、CPUの思考時間の長さが、ネタになるほどでした。アドバンスド大戦略2001は、非常に早いです。ただ、自分の思考時間は長くなりがちです。複雑なルールがありますから、様々なパターンを考え、多くの兵器を動かさないといけません。常時戦闘というわけにはいきませんし、戻して補給、新たな補給地、飛行場を作るなど考えることが多く、手早く進めても1ターン30分程度かかってしまいます。
セガサターンではテンポが良くなる工夫がされていましたが、浅くなりがちでした。こちらは深い分時間がかかります。最近はリアルタイムシミュレーション(サドンストライク4など)もありますが、戦略はじっくり考えたいので、自分にはこちらの方が肌にあっています。
新しいものが、パソコンやゲーム機で発売されれば、手軽に遊べるようになるかもしれません。システムソフトが似たような物を発売していますが、「情熱」の問題か、バグが多いなど全く遊べる物になっていないのは残念です。