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第159話 モノラルでも悪くはない

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ヴィルフェルム・フルトヴェングラー指揮のものを楽しむとしたら、疑似ステレオ以外はモノラル録音です。
商業録音がステレオ化された1956年に亡くなっているのですから、もしあったとしてもそんなに音の良いものは無いと思います。

ただ、モノラルということでいえばその後のステレオ化直前まで活躍していたことも有り、録音にもよりますが思ったより良い音で聴けるものと思っています。

先日、ディスクユニオン新宿クラシック館で3枚以上買うと一枚300円というセールをやっていました。
希少ではないLPがコンディションが良くても安く購入することができました。

フルトヴェングラーのモノラル版をいくつか購入したのですが、スピーカーから出る音がなかなか迫力があります。グイッグイッという音楽で音質は悪く感じませんでした。細部は入り交じってぼやけてしまいますが、無理にステレオで録音するより音楽の力は感じられると思います。個別には今度紹介したいと思います。

過去の演奏はリマスターするしかありません。技術が上がれば、疑似ステレオももっとすごいものができるかもしれませんが、録音後60年間聴かれ続けているモノラルですから、今後も廃れることはないのかなと思います。

オーケストラはステレオ化が早かったようですが、ピアノやバイオリンなどの器楽曲はモノラル録音が続いていました。当時は、耳が悪くなるとか音が取り切れないとか不審もあったようで今思うと不思議です。

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