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第110話 誰が買うのか 新型アルファード&ヴェルファイア 

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トヨタの最高級ミニバン、アルファードとヴェルファイアがマイナーチェンジされました。
来年1月8日からの納車開始とのことです。

■最高級ミニバン
世界的に見てもミニバンクラスでこれまでに力を入れているのは、トヨタのアルファードとヴェルファイアシリーズです。
メルセデス・ベンツ・Vクラスやフォルクスワーゲン・シャランなど大きさや値段は近いところにありますが、車種の中心としてまでは展開していません。

また、こんなにギラギラとした、脂っこいデザインは今までも無かったものです。高級と下品は紙一重。これを高級に見せるかどうかは、所有する人、運転する人の技量にかかってくると思います。

つまり、こんなでかいクルマなのに、高速で煽ってくんなということです。スーパーの駐車場で何度も何度も切り替えして、まわりを待たせるなと言うことです。

つい、毒がでましたが、多くのドライバーは、きっちりきれいに乗られていて、運転も穏やかであることは知っています。一部の不心得者が目立つのがこのクルマのそんなところでしょう。

■価格的に
ガソリン車で335万円、ハイブリッドの最高級が750万円と大きく幅がありますが、実際の売れ筋は、400万円から500万円のクラスだと思われます。
ガソリン車だと、燃費が悪すぎ、維持も大変です。ハイブリッドの方が燃費はマシですが、これだけ大きく思い車だとあまりメリットがありません。
本当にミニバンが良いのなら、ノア、ヴォクシー、エスクアイアの一番良いものを買うほうが良いと思いますが、やはりアルファードに手がとどくなら、アルファードにという気持ちはわからなくはありません。防音材が多いのか、ロードノイズはミニバンとしては少ない方です。

■デザイン
怖い顔の人が近づいてきたら思わずのけぞるように、非常に威嚇したデザインです。ここまで、クロームを光らせるかという感じです。かつてのデコトラのようなイメージでしょうか。好きな人にはたまらないでしょう。

内装も含め高級感はありますが、実際に乗ってみると、マイナーチェンジ前のものは運転していては面白みもなく、後席は少しうるさく、振動も感じました。椅子の座りごこちも短時間はよいのですが、長く乗ると酔ってしまいそうです。ただ、ミニバンも少しずつ進化していて、以前のイメージで乗ると驚かれると思います。ただ、セダンから乗り換えるとどうかというところです。

乗り心地や運転感覚は、クラウンの方がまだまだ上です。

■まとめ
クルマが好きという人からは、疎ましく見られがちかもしれませんが、使い方によってはとても良い車です。
ミニバンというとRVから派生し、アウトドアでもガンガン使うという、ステップワゴン的な方が似合っていると思いますが、後席でゆったり移動する。窓が小さめで、プライベートが守られる。など良い点も多く、運転手つきなら悪くないかもしれません。
車高がそんなに高くないクルマからは、壁のようで結構前が見づらくなってしまいますが、今回は、安全装置も充実していることでしょうから、事故も減るのでは無いでしょうか。大きく感じますが意外と取り回しは悪くありません。

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