新型のフォルクスワーゲン・ポロが発表されて、3ナンバー枠になったとか、1L3気筒になったとか。概ね高評価を受けているようです。
全長が伸びたことで、後席の足元空間も広がり、もともと広かったトランクルームも含め実用性は更に高くなりました。
内装も、UP!やビートルのように、色が入りおしゃれです。グレードによって違いはあるかもしれませんが、安全装備も充実して、デジタルメータのオプションもあるようです。シンプルなスタイリングは、飽きのこないより工夫されたものになっています。
日本に導入されるのは来年夏頃と見られています。
販売価格にもよりますが、ライバル車が何になるのか。スズキ・バレーノが似たような存在ですが、この比較をあまりする人は日本ではいないかもしれません。トヨタ・オーリス、マツダ・アクセラあたりがライバルになりそうですが、それらは、同じフォルクスワーゲンのゴルフを標榜しています。もしかすると、ポロのライバルが、ゴルフになってしまうかもしれません。
フォルクスワーゲンの車は良くも悪くも、だいたい同じような技術で作られています。パサートでもティグアンでも、小排気量のターボエンジンとDSG、MQBによる堅牢なシャシー。これは、ポロもゴルフも同様で、そうなると大きさや使い勝手、燃費などで比較するしかなくなってきますが、１Lと１．４（ゴルフ・ハイライン）では税金も変わりませんし、やたら幅の大きいゴルフより、ポロのほうが使いやすそうです。
ただ、ポロをわざわざ買うなら、少し出してゴルフの方が、満足感を得られるかもしれません。現行型で比較すると、静粛性やしつけがかなり違います。新型ではここまでの差は出ないと思われますが、このあたりは、どのへんの値段で勝負するかにかかってきます。
現行型ですと、ホンダ・フィットやトヨタ・ヴィッツなどもライバルになっていました。上級グレードだとポロと大きく値段が変わらなくなり、海苔味は、コンパクトカーとしては上級という売りがありました。わずかながら大きくなったことで、上の車種と比較されると、どうか。例えばプリウスなどの静粛性や先進性を得られるかどうかが課題になります。
