何度も計算するのも面倒なので、現時点での計算をメモ書きします。
さまざまなエンジンがラインナップされるようになって、買い替えなどの際、本当に燃費がよいのかどうか迷うことも多くなりました。
ヨーロッパの車は、ほとんどハイオク仕様ですが、以前に比べて、ターボエンジン等の採用でモード燃費はよくなっています。ターボの特性で、スピ
ードを出して運転すると、途端に燃費は悪化しますが。
クリーンディーゼルについても、ヨーロッパが主流でしたが、とても高価でした。
日本では、マツダを中心にディーゼルに力を入れ、価格もかなり下がっています。
燃費だけで見れば、レギュラーのハイブリッドが一番よいのですが、ほぼ国産に限られます。
2017年8月17日現在の全国平均のガソリン等価格
レギュラー 125.3円
ハイオク 133.3円
軽油 102.5円
一時期は、ディーゼルエンジンが下火になったこともありましたが、近年は権威を取り戻しています。
トップスピードは伸びなくても、トルクがあり扱いやすいというのが評価につながっています。以前のように煙を吐きながら走るということもなくな
りました。
実際、ランドクルーザープラドのディーゼルに試乗しましたが、あんな大きな車体をストレスなく、動かしていました。確かに、窓を開けると独特の
音はありますが、閉めてしまえば高級車と変わりありません。
ところで、燃費偽装の問題で、JC08モードと実際の燃費との違いが話題になりましたが、今後採用される燃費基準「WLTC」に則って、マツダCX3のガ
ソリン車の燃費が公表されています。JC08では、17キロ/L がWLTCでは、16キロ/Lということですので、約94%程度になります。
上記の価格から、レギュラーガソリンに対して、ハイオクは、1.06倍。軽油は0.81倍の価格比率になります。
ハイオクに対しては、軽油は、0.77倍
軽油に対しては、レギュラーが1.22倍、ハイオクが1.3倍です。
たとえば、現在ハイオク仕様の車で走っていて、同等の燃費の場合は、費用が0.77倍で済みます。
また、ディーゼルの燃費が低い場合に(例えば11キロ/Lの場合)、0.77で割ると、14.28になりますので、現在の燃費と比較しやすくなります。
レギュラーで、20キロ/Lの場合、軽油だと25.9/Lという換算になります。
今後、WLTCモードが普及してくると、JC08との関連で、さらにややこしくなってくると思います。実際の燃費に近い基準といっても、運転の仕方が人によって異なりますから、どんな基準でも正確にはならないものです。
今後は、電気自動車もかなり普及帯の価格になってくるはずですので、購入する側がどう選ぶかが問われてくるはずです。