家で使っているパソコンの電源を替えました。
去年自作したものですが、いくつかの部品は中古の寄せ集め。電源は、もともとファンの変な音がしていました。
不快ではなければ良いのですが、「キュルキュル」と高音で、とても耳障りです。
立ち上がってしばらくすると音はしなくなるのですが、特にゲームをすると、グラフィックボードに負担がかかるからか音が発生し、気に掛かります。
解決方法は、唯一。電源ユニットを交換すれば直ることは間違えありません。電源ユニットのファンを交換するというのは、危険です。
電源ユニットは、全ての部品に確実に取り付けなければならないため、交換したとしても配線を確実に行うのは、結構面倒です。手間の方が気に掛かり、ずっと先送りしていました。
いよいよ一念発起し、電源ユニットを交換することにしました。
まず、池袋のビックカメラ・パソコン館に出向きました。最近池袋に立ち寄ることはないので、数年ぶりに行きました。ゲーミングパソコンのコーナーも充実し、自作パーツも以前よりわかりやすく、きれいに並べられています。
現在、グラフィックボードがかなり品薄なようで、一人1つ、または2つまでと購入制限がついていました。ちょうど良さそうな物は、売り切れで、20万円以上の高価な物は残っていました。
ところで、電源ユニット。
こちらも、ピン・キリの商品です。常時付けておく「サーバー」用なら、その規格をみたすもの「ゴールド」が良いのですが、それなりに高価です。また、LEDがつてい派手に光る物などもあります。
今回は、普通のATX電源で良いので、なるべく安く、電圧はそこそこという物を探しました。ファンに不調があるものが何ワットだったかがよく分かりませんが、当時の感覚だと500W~600Wと記憶しています。それより下げると、不調が起きる可能性もあり、650W程度のものを探しました。
また、最近では、電源ユニットから、直にケーブルがいくつも出ているものではなく、必要な分だけ「プラグインケーブル」を差すというものが多いようです。つながない線を隠すなどの処理が少なくて良い用です。
私が気になったのが、「ケーブルが別に差すという事は、ケーブルを買わなければいけないのか」という所です。これは、心配要りませんでした。必要なケーブルは入っています。また、それらのケーブルはその製品専用の物とのことで、流用はできないとのことです。
購入した物は、「コルセア(Corssair)CX650M CP-9020103-JP」(メーカーホームページ)
対応規格:ATX12V v2.4/EPS12V 2.92 電源容量:650W 80PLUS認証:Bronze サイズ:150x140x86mm 重量:1.6kg
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完全なプラグインタイプではなく、セミプラグインというものです。「CPU」と「メインボード」用の電源は、直付けになっています。まず、この2つは必ず使うだろうというものです。あとは必要に応じて、付属のケーブルを挿していきます。
ミニATXのため、SSDの配線が窮屈なのは、ケースの相性もあります。フラットケーブルなので、這わせやすいと思いがちですが、曲げたりねじったりはやりにくい感はあります。
とりあえず、配線が終わって、電源を入れると静かに立ち上がりました。
しかし、いつもと様子が違います。BIOSが立ち上がるのみ。画面は映るのに。Windowsが起動しません。確認すると、SSDが一つ認識されていないようです。
もう一度中を開けて見ると、メインのSSDのS-ATAケーブルが抜けています。もともと、グラフィックボードの下側に刺さっていたようで、いじっている内に外れてしまったようです。グラフィックボードをずらして、差し込みました。そして、再度起動。しかし、認識しません。
何でだろう、と思いもう一度ケーブルを抜くと挿していた部分ごと抜けてしまいました。これは困りました。
マザーボードも少し古い物(2014年)なので、そんなにたくさんS-ATAを指す場所がありません。マザーボードをよく見ますが、どうもなさそう。なんか良い手はないかと考えました。
諦めかけて再度見ると、ケーブルに隠れて一つ、差し込み口が見つかりました。こちらに差して再起動すると、無事に立ち上がりました。
不快な音が無くなり、静かになりました。電源ファンは常に動いているようですが、気になるほどではありません。
さっと終わるかなと思いましたが、3時間ほど掛かってしまいました。やっぱり面倒な作業でした。