レコードをかける前に掃除することを「儀式」と呼ぶ方もいます。
レコード独特のノイズの軽減には、表面のほこりなどを取り除くことがかかせません。
レコードはビニール素材ですから、静電気などもあり、どうしても埃を寄せてしまいます。
中古のレコードで手元にあったのは、埃を寄せ付けない加工がしてあるLPというのもありましたが、たいして効果はなく、余計なものが入っているので劣化も早いように思います。
レコードの材質自体が混ぜ物が多く、どんなにきれいにしてもノイズが残るものもあります。
■オーディオテクニカAT6012レコードクリーナー
基本的には、これを使えば、大丈夫です。
方向を間違えないように、クリーナを固定して、ターンテーブルを回すのが良いかもしれません。
同梱の水は、水と界面活性剤が主成分。これを、ほんとに1滴、2滴、とにかく入れすぎないように、クリーナーにつけます。
レコードは水ははじきますが、水が残ったままかけては、絶対ダメです。溝がやられます。
クリーニングした後は、ちゃんと乾かしてからかけましょう。
このクリーニング水は使わないと、だんだん減っていきます。単なる水道水でもきれいに拭き上げれば大丈夫ですが。
とにかく傷に弱いので、慎重に行います。
自動クリーナーなどもありますが、非常に高価です。(10万円以上)商売にするなら手に入れても良いかもしれませんが。
聞き終わったら、静電気防止の袋などに入れて、立てて保管することです。レコードが曲がってしまわないように気をつけなければなりません。