スポンサーリンク

第115話 パイオニア 対 シュアー イヤフォン対決!

オーディオ
カテゴリー




手持ちの機器での比較になりますが、パイオニアのSE-CH5BL-K(実売価格6,000円程度)とシュアーSE425(実売価格30,000円程度)を聴き比べてみました。
接続方法や対応音域は違いますが、価格差にして約5倍の対決です。

■ピエール・モントゥー・ザ・エディションでの聴き比べ
①ムソルグスキー作曲/禿山の一夜
②チャイコフスキー作曲/幻想序曲「ロメオとジュリエット」
③チャイコフスキー作曲/交響曲第5番

よく知っている曲で聴き比べるのが良いかと上記の曲にしました。ステレオですが、録音は古いため、明晰なものではありません。指揮者のコントロールと雰囲気を楽しむための録音かと思います。

機器は、パイオニアXDP-30R private です。

■これまで、勝ち抜いてきたシュアー
 SONYウォークマン付属の、ノイズキャンセリングイヤフォンの音がどうにも気に入らず、いくつかのイヤフォンをさまよいました。

最初に行き着いたのは、AKGの製品。何タイプか使いました。音のバランスが良く、迫力もあるのですが、タッチノイズや耳の痛さ、外部遮音がいずれも厳しく日常使いとはなりませんでした。

そこで、一念発起して購入したのが、シュアーSE425です。イヤフォンに3万円もかけるなんて、当時の考えだと正気かとも思いました。

ハイレゾ対応ではありませんが、聴こえる音は十分聞こえ、外部遮音も十分。つくりもしっかりしていて、これは無敵だと思って、数年使っていたわけです。

その間も、たまにソニーやAKG(Y50)なども使ってみましたが、シュアーにはかないませんでした。

■バランス接続、ハイレゾ対応のパイオニア
 ウォークマンから、パイオニアのDAPに変わって、バランス接続が可能になったことも有り、安価な、パイオニアSE-CH5BL-Kを購入しました。
これがどれほど、すごいセットかというのは、以前も記載しましたが、この価格でこの音が楽しめるというのは、いまだパイオニアを侮ってはいけないのだと思い知らされました。高音から、低音まですっきり音が出て、音像が広い。理想の環境です。

■あえて聴き比べは避けていましたが。
同じ曲を同じ日にこれらのイヤフォンで聴くことは避けていました。

勝ち抜いてきたシュアーと負けを知らないパイオニアの対決です。
イヤフォンもある程度になると価格ほどの差はなくなりますが、この場合はどうか。

はっきり、あっさりとパイオニアが勝ちました。圧勝です。音楽に対する気持ちよさが全く違います。シュアーで聴くと歴史的録音ですが、パイオニアは今そこでなっている音楽のようです。

しばらくステレオの良い音で聴いて、安いラジカセで聞いた時に感じる違和感をシュアーに感じてしまったのです。

機器の不調と言うことは無いと思います。外音の遮断やタッチノイズはシュアのほうが良く出来ています。
結果的には、5分の1の価格と機器との組み合わせで、パイオニアが圧倒的な音の良さを作り上げていました。

■まとめ
違う組み合わせや聞く曲によっては、状況も変わるかもしれません。クラシックで楽器が多いものについては、ハイレゾとバランス出力が良かったのだと思います。
こういった聴き比べもオーディオの楽しみです。

タイトルとURLをコピーしました