スポンサーリンク

第55話 Pioneer SE-CH5BL-K レビュー

カテゴリー




2017年8月2日に購入した、イヤフォン「パイオニアSE-CH5BL-K」のレビューです。
この機種は、ハイレゾ対応。2.5mmバランス接続専用と割り切ったモデルですが、価格も7~8,000円程度と手ごろになっています。
ケーブルがらせん状で、ハイエンドらしい感じはありますが、実機はそこまで高級感はありません。
色は、黒。若干ガンメタリックです。
ケーブル長は、1.2mで、カバンに入れて行くと少し短いときがあります。ケーブルはやわらかく、いわゆるシュア掛けとなります。
機器としてはコンパクトで持ち運びもしやすく、外出時に使用する前提で作られています。

■音質について
ハイレゾ対応だからといって特別な音が聴こえる訳ではありません。そこは、音の分離や響きなど基本的な部分にこだわって評価したいところです。
機器との相性もありますが、小音量でも結構メリハリのある音楽がなります。
ボーカルについては、耳元で歌っているかのような臨場感があります。このあたりがハイレゾのよさを感じることができるポイントです。
クラシック音楽については、分離がよいので、同じ音源でもすっきり聴こえます。
バランス接続の効果ですが、音場が広く感じられます。しかし、中抜けすることはありません。
ティンパニやバスの音もしっかり鳴りますし、トランペットは非常に澄んだ音がなります。

■遮音性について
遮音性は良くありません。SHUREのSEシリーズと比較すると、耳栓をして遮音するという効果は、半分程度と感じました。
ケーブルのタッチノイズは、シュア掛けとケーブルの材質の効果もあって少ないです。
イヤーチップにもよるかも知れませんが、口径が特殊で、どれが合うのかがわかりにくいです。

■総評
値段の高いものは多くありますが、外で使うことが多い機会ですから、水濡れや断線などさまざまなリスクを負います。そのあたりを考えると、音質

と価格のバランスは良いのではないでしょうか。
リケーブルには対応していないなど、割り切った機種です。これまで聴いていた音楽がとてもよく聴こえます。鳴っていたはずなのに聴こえなかった

音が聴こえるというのは、うれしいところです。ただいろんな音楽を聴いてみたいという気持ちになります。
新参メーカーとは違って、老舗のパイオニアですから、ケーブルの絡まりにくさや音の抜け方の工夫などやはり経験が違うなというところがあります

。あとは耐久性と、先ほども触れたイヤーチップの互換性ですが、これは普及すれば改善されるものと思います。

■おすすめ ★★★★★

タイトルとURLをコピーしました