昨日から今朝にかけて聴いていたのが、ブラームスの交響曲全集です。

エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、レニングラードフィル交響楽団(No:CDVE03229)

ムラヴィンスキー指揮の名盤は、チャイコフスキーやショスタコーヴィチなどロシア、ソ連のものが秀逸です。ただロシアに拘っているわけではなく、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームスにも名盤はあります。

ソ連の録音の環境が、場所によって大きく違っていて、モスクワのものは高音質のステレオであったり、レニングラードでは、モノラルだったりします。例えば、ブルックナーは、7、8,9番が発売されていますが、9番は高音質のものもありますが、7、8はあまり良い物がありません。モノラルかステレオでもレンジの狭いものになっています。

ムラヴィンスキー指揮のベートーヴェンというと第4番が名盤とされています。ベートーヴェンに関しては、4、5、6番は、ALTUSやモスクワライブなど良い音の物もでています。なぜか9番の演奏はありません。

ブラームスの場合、交響曲は全部で4曲。様々録音されている、4番がとても良いです。残念ながら、1番はステレオの録音は無いようです。今回取り上げている全集は、いろんなところから集めてきたようで、もともと全集として企画された訳ではないので、録音時期もまちまちです。

ただまとめて聴くことができるのは便利です。ブラームスの交響曲第1番は色々な演奏を聴いてきましたが、ムラヴィンスキー版は、モノラルでも音が良く、細かい部分も伝わります。ロシア的演奏のブラームス。会場で聴いていれば迫力もあったのだと思います。

ブラームスの作曲力か、4曲とも個性があり楽しめます。第2番、第3番の第4楽章などは、賑やかな祭典のようです。第3番は、全楽章を静かに終わるようにブラームスがしてしまったからか、大きく盛り上がった後シュンとした感じで終わってしまいますが。