今日は、ベートーヴェン/交響曲第7番

ベートーヴェン生誕250年

指揮者セルジュ・チェリビダッケと言うと、テンポが遅く、精緻であるという印象です。
また、独特の解釈と強調もあって、聴き慣れた音楽でも楽しむこと、新しい発見もあります。

ワーグナーから「舞踏の神化」といわれたという、交響曲です。
最も有名なのは、カルロス・クライバー指揮/ウィーンフィルハーモニーのものだと思います。
カルロス・クライバーについては、他の曲でもテンポが速い。とくに、リズムの取り方に独特の「引っかかり」というと語弊があるかもしれませんが、本人の指揮姿と同様楽しく踊っているように聞こえます。

ハイテンポなクライバーとチェリビダッケを比較すると、全く違う音楽になるわけですが、同じ楽譜でここまで違うあたりが、音楽の面白いところです。
ところで、パソコンの機能で、チェリビダッケのものをテンポを速めて聴いたことがあります。音の高さは変わらず、テンポを早めるというものですが、これがテンポをクライバーに合せていくと、とても似たものになってくるのです。
チェリビダッケの演奏の方が、強調が多い分、テンポだけ速めるとおかしく聞こえるところもあるのですが、やはり同じ曲なのだなあと感心したものでした。

チェリビダッケ指揮の演奏を聴いて、ワーグナーは「舞踏の神化」とは言わなかっただろうと思います。
呼吸が深い、一音一音が明確で拡大鏡で見ているような演奏ですが、ベートーヴェンが想定したものと全く違う音楽になっているように思います。
ただ、それはそれで、現代の音楽家が解釈を新たに新しい世界を見せてくれているとう楽しさにもつながります。

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作曲: ベートーヴェン
CD (2018/6/20)
ディスク枚数: 1
フォーマット: CD
レーベル: ワーナーミュージック・ジャパン
収録時間: 74 分
ASIN: B07C8ZQCM3
JAN: 4943674280933