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第213話 タミヤ 97式中戦車(チハ)を作ってみました

97式チハ 完成写真未分類
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97式チハ 完成写真プラモデル作成は、子供の頃から大好きなのですが、難しさや塗装の手間などもありしばらく離れていました。

様々なところで飾られている、プロモデラーの方の作品が、実に素晴らしく、その風景を切り取ってきたようなリアルさがあり、見て気後れするところもあります。
そこまではできないなあと思い遠ざかっていた訳です。

製作してわかったのですが、プラモデルを作っていると、集中してストレスがとても軽減されることがわかりました。
集中しながら、最高のものを作ろうという気持ちはあるのですが、むしろそんなに気張らなくても、色を塗っているだけ、ゲートを切っているだけでもかなり気晴らしになります。

10年くらい前にガンプラを作ったことがありますが、久しぶりの復活です。戦車のプラモデルだと、20年ぶりくらいかもしれません。

■タミヤ 1/35 97式中戦車 チハ

セガ・サターン「ワールド・アドバンスド・大戦略~鋼鉄の戦風」での大日本帝国。航空機と歩兵は強いのですが、戦車はほぼ「飾り」です。
なんといっても防御力が低く、火力も低い。「鉄の棺桶」と揶揄されていましたが、ゲーム上でも再現されています。
ただ、序盤は、97式中戦車チハはかなり役立ち、「マレーの虎」と呼ばれるだけあって、活躍します。

見てわかるように、主砲が短くて小さいです。格好悪いかと思いましたが、以外と悪くないかとも。
陸軍の発想は、あくまで「歩兵支援」。対戦車では、装甲や弾が当たったときの角度への対応も悪く多くの損失を出したそうです。

キットは、ヨドバシカメラで購入。1,500円台と非常に安く、箱も他の戦車(同じ1/35)と比べても箱も薄いので大丈夫かなと心配になるほどです。
今回の目的は、プラモデル作りを再開するにあたっての「腕試し」。とにかくひとつしっかり作ってみて、鈍った腕と近くが見えにくくなった目をリハビリしないといけません。

■タミヤのキットはさすが

説明書が細かくわかりやすいです。
戦車の場合特に車輪の部分がややこしくなります。このキットの場合、少なめですが、どこに何がつくかよくわかります。
地面と平行に接着する辺りがポイントです。
独特のサスペンション(振り子)の構造もわかりやすく、悪路を走破するキャタピラと車輪の姿を想像できます。
部品の細かい部分は、少なくされていますが、取っ手の部品は小さく、落とすと探すのに苦労しました。また、特徴でもあるアンテナ部が折れてしまい修正しています。

■塗装について

「大人の塗り絵」を立体でするようなもので、気を遣いながら、無心になれます。
今回の作成にあたって初導入したのが「エアブラシ」です。
ベースとなる「カーキ」のみに利用しました。

タミヤ バジャ エアブラシ

 

このエアブラシは初心者向けで、吹き口の広狭の調整があまりできません。
ただ、瓶での調色、場合によっては、アクリルカラーの瓶をそのままつかうこともできます。

価格も2000円台中盤。お試しでも使いやすいセットです。

先から塗料が出て、空気が後ろから出ますので、構造上掃除が楽です。

最初、塗料が出なくて苦労しました。塗料が濃いのかと薄めて、ホースと継口を調整して、それでもでず。

いろいろやっていると、いきなり噴霧され驚きました。初めてだったため、塗料が薄く、非常に乾きにくくなってしまいました。
カーキがもともと混ぜられた色のためか若干色むらがでましたが、ちょうど良い汚れのようになりました。

■迷彩塗装

通常の戦車のイメージだと迷彩もエアブラシのように境目がぼける感じがありますが、日本戦車の場合、カーキの上から、職人が刷毛で塗っていたとのことで、若干境目がはっきりします。

今回は筆で塗り分けました。また、特徴的なのが「黄色」のラインです「フラットイエロー」で塗りました。見本より太くなりました。
この黄色は、相手に大きさや向きを間違えさせる効果があったそうです。

■完成まで

組立てて色を塗って、フラットクリアーをかけました。
本を参考に、ウォッシングやウェザリング、墨入れなど少ししています。いくら弱いと言ってもさすがは戦車。写真に撮ると、迫力があります。

自己満足ではありますが、久しぶりに作って、楽しい思いもしましたし、完成品を眺めるのもうれしいです。
昔は、あまりこだわって作ったことは無かったように思いますが、説明書をよく読んで、そこそこ手間をかけてつくるとちゃんとできるものだと感心しました。

なれている方にはそこまでは必要ないのかもしれませんが、タミヤのキット、説明書のわかりやすさのおかげです。

■模型店について

今回のキット、用具は、「ヨドバシカメラ」新宿西口ホビー・おもちゃ館でほとんどそろえています。
近所に、模型店が少なく、いつ開いているかもわからないので、大手の電気店で品揃えが良いというのは助かります。

模型の場合大きさや色、道具の感覚など、通販の場合、ものがわからないと買いにくいので、実店舗があるというのは大切です。

製作期間は2週間程度。

 

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