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第141話 やっぱり線がすき Pioneer SE-CH5BL(イヤフォン)の再評価

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雑誌の特集を読むと、ワイヤレスのイヤフォンが全盛のようです。

電池の持ち、価格、機器のコンパクト化、音質向上、ペアリングのしやすさ、などこれまでのワイヤレスの課題が、ひとつずつ解決された結果だと思います。

ワイヤレスでも左右が完全に分かれているものと、コードで左右をつなげているものがありますが、完全に分かれているものは、落としたり無くしたりしないのでしょうか?

■あらためて、パイオニア SE-CH5BLの評価

私自身は、コードの付いているイヤフォンを利用しています。ワイヤレスの音質はそこまで悪くはないと思いますが、無くしそうなのと電池の消耗あたりの課題があるためです。

コードがあるのなら、「ハイレゾ」対応のものが使えるというのもメリットではないでしょうか。

しばらく、パイオニア SE-CH5BLを使用してきて、多機種との比較もしてきました。ここで改めて、評価をしていきたいと思います。

一言で、パイオニア SE-CH5BLは、「ハイレゾ、バランス接続対応で安価なイヤフォン」と位置づけられますが、実際に使ってみるとどうでしょう。

■メーカーホームページから特徴

SOUND:

  • 新開発の大口径9.7 mm ドライバーを搭載。8 Hz ~ 45 000 Hzの広帯域再生を実現
  • クリアな中域再生を実現する独自のAirflow Control Portを採用

DESIGN:

  • タッチノイズを軽減するオーバーイヤーフィットスタイル
  • φ2.5 mmバランス接続対応

FIT:

  • 快適なフィット感を確保する、3種類のサイズのリブ付きシリコンチップ

OTHER FEATURE:

  • 携帯に便利なキャリングポーチ付属

・大口径9.7mmドライバーについては、音のとおりの良さでのメリットが大きいと思います。ただ、耳の穴が小さい人には少し大きいかもしれません。また、別に購入するとしてイヤーチップの種類が少なめです。

・ハイレゾ対応は評価したいところですが、外部遮音性は低く、外で聞くと細かい音が聞き取りにくくなることもあります。

・2.5mmバランス接続は、この機種のもっとも特徴的なところです。しっかり左右が分離しステレオ感が増します。2.5mmの端子は、微妙に細いものも多いのですが、この機種の端子は、同じパイオニアの「XDR-30R」にはちょうどよく、変に抜けることもありません。

・シリコンチップは、ウレタンのものに変えて使用しています。耳から抜けにくいものの若干きついです。

・キャリングポーチは、特に必要ないと思いますが、100円ショップで購入した、小さめのケースに入れています。

ちなみに公式スペックは下記のとおり

SPEC

型番
SE-CH5BL
型式
密閉型ダイナミック
再生周波数帯域
8 Hz ~ 45 000 Hz
インピーダンス
26 Ω
最大入力
(JEITA)
100 mW
出力音圧レベル
108 dB
ユニット口径
φ9.7 mm
接続コード
1.2 m
プラグ
φ2.5 mm4極ステレオミニプラグ (金メッキ・バランス)
質量(コード含まず)
7 g
付属品
イヤホンチップ(シリコン)S/M/L
キャリングポーチ
COLOR
BLACK(-K)

■スペックに現れない部分も含めての評価

これまで聞いていた、さまざまな音源を再度すべて聞いてみたくなる。といっても良いくらい、新鮮な音がします。

細部まで再現され、無理がない音圧です。元気にキラキラした音です。

付属のシリコンイヤーピースだと、ほとんど外部の音をさえぎることができません。本体からも入ってくるのだと思われますが、大口径のため、耳の手前側にユニットがあることも関係ありそうです。

ただ、音漏れはなさそうです。

交響曲など音の多いものを聴いても、しっかり分離されているので新鮮に聞こえます。人によっては疲れるかもしれません。

ちなみに、リケーブルはできません。上位機種を購入する必要があります。また、見た目は高そうには見えません。
日本企業らしく、基本に忠実な設計なのだと思います。変に低音強調などはありませんから、どの音源向きというものもなさそうです。

パイオニア SE-CH5BL(パイオニア公式ホームページ)

 

 

 

 

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