■MD(MiniDisc)

MDは今どうなっているのでしょうか?

利便性に優れたメディアとして、ソニーが開発した「MD(MiniDisc)」は、一時期天下をとり、あっという間に衰退していきました。

コンパクトサイズのディスクでプラスチックのケースで保護されていて、シャッターが開閉して専用機器で読み取ります。

CDは揺れると音飛びの問題があったのですが、先読みのメモリー機能(5秒先読み)で音飛びがありません。そのため持ち運びや、車との相性も良く普及しました。
また、曲名などを記録できるなど、利用する人の事を考えた秀作だったと思います。

発売当時は、価格も高かったものの、2000年になる頃には、かなり価格も押さえられ、MDウォークマンもかなりコンパクトになりました。

■MDの技術

MDに使われている技術。とくに圧縮の技術はCDを超えて画期的でした。
コンパクトなサイズに収めるために、CDの容量の1/5に圧縮。人には聞こえない音を削ることで実現させています。
人には聞こえない音を削るというのは、現在では、圧縮しないもしくはハイレゾなどがはやり、良くなかったということがわかっていますが、当時の容量では仕方ありませんでした。

■急にしぼむ市場

「MP3」等圧縮技術が開発されると、10分の1程度まで圧縮しても音の劣化が少なくなりました。

当時はメモリーも高く容量も少なかったのですが、圧縮技術を利用し、iPod、iTunesをはじめとした、Mac、パソコンやプレイヤーとの組み合わせで普及していきました。

また、CD-Rが多くのパソコンにとうさいされたことで、圧縮音源のMDの意味が薄れてきたことなど、手軽さや音の良さなどで上回るものが急速に普及したことで、人気が無くなっていきました。

■MD現在の位置

一時期は、ミニコンポやカーステレオなどに搭載されているのが普通で、編集のしやすさから、BGMをつかう場所(結婚式場)などにも大幅に普及していました。
CDレンタルとの関係もあったと思いますが、シングルCDを詰め合わせてその時期のベスト盤を作った方も多いのではないでしょうか。

「MDメディアは直径64mm(2.5インチ)・厚さ1.2mmのディスクが横72mm、縦68mm、厚さ5mmのカートリッジに封入された構造になっている。このため傷やほこりが付きにくく、取り扱いが容易である。」

現在も業務用、家庭用と発売されています。家庭用としては、TEAC(ティアック)が製造しています。